「奇跡の蔵元」 ... 天然の麹菌で作る、昔ながらの宮古みそ
日本料理に欠かせない調味料「みそ」。宮古島には、天然の麹菌の住み着いた蔵元で作られる「みそ」があります。
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この奇跡とも呼べる蔵元で、昔ながらの味を守り続ける「マルキヨ味噌」は、昔も今も地元の人たちに愛され続けています。
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手間隙をかけ、人の手で紡ぎ出される「みそ」は、誰にも真似の出来ない繊細な味。
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「こだわり、思い、製法」...先代から受け継がれた「宮古みそ」は、これからも変わることはありません。
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今を生きる天然の麹菌
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天然の麹菌で味噌作りをしている蔵元は、今では殆ど存在しません。
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昔、衛生面を理由に菌を死滅させられたことに由来するそうですが、
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宮古島にその手は及ばなかったとのこと。
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先代であるキヨおばあちゃんの守り続けた天然の麹菌。
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そしてその意思、跡を継いだ康信さん。
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「職人の勘」で温度、湿度を調整し、麹の状態を肌で感じ、
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4日間かけて作り上げられた「麹」。
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それこそが、マルキヨ味噌の味の決め手となっています。
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じっくりと、ゆっくりと、自然の流れで熟成
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作られた麹に、煮大豆、島マース(塩)を合わせて、じっくりと
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時間をかけて熟成させます。その期間、半年〜1年。
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自然の流れにまかせた熟成法は、宮古島ののんびりとした
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時間感覚そのもの。そのため生産量には限界がありますが、
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この味を守るためには手間隙を惜しまない、と康信さんは言います。
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こうしてできる宮古みそは、ふしぎとカツオの風味を宿し、
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旨みたっぷりでコクと味わいの深い「みそ」となります。
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全国、そして世界へ
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「宮古ならではのみそを全国へ発信していきたい。」
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そう語る康信さんの思いは、現実のものとなりました。
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経済産業省より発表された「ふるさと名物」500選、県内7品の
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うちの1品として「天然醸造 宮古みそ」が選ばれたのです。
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フランス、パリを皮切りに、香港、台湾、ニューヨーク。
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もちろん、日本、東京でも紹介されました。
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全国の皆さんに「宮古みそ」を味わってもらいたいという夢は
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少しずつ、でも確実に、実現に向かっています。
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